12月1日
それは忘れもしない去年の12月1日のことだった。
エストレヤに乗っていた。
青信号で気分良く発進して、速度が十分に乗ってきたところだった。
一瞬、左の視界の隅に折りたたみいすに腰掛けていて、ヘッドセットをした男が見えた。
その直後、大阪府警の警察官数人によって、停止を命じられた。
そう、速度超過の取り締まりである。
折りたたみいすに腰かけて、署名捺印、という一連の作業のあと、
交通取り締まりをしている趣旨説明を聞かされた。
そして手元には青い(甲)交通反則告知書と書かれた縦長の紙片が残った。
それも誤字ばかりの。
何度も同じ文字を書いているうちに、
どんどん文字が拙い簡素な(下手な)文字になってきてるんだろうな。
そして、下手な説明、下手な書面、不愉快な対応。
悪態ついてみたくなる気持ちになるのもわかる。
警察関係の皆さんは、おそらく、
誠実に勤務していても、逆恨みされることも多いだろう。
心労も多々あろうかと思う。
公平な交通取り締まりを期して、これからも頑張ってもらいたい。
凶悪な、巨大な悪を放置せずにどんどんと摘発、逮捕してもらいたい。
僕には到底できない尊い仕事に就いている警察官の方たちがいてこそ、
市民の生活の安心安全が担保されるのだと信じている。
一個人のちっぽけな感傷など気にせず、頑張っていただきたい。
「弱きを助け、強きをくじく正義の味方」たるように願いたい。
で、最後に一言。
「あぁ悔し、ほんまに。運が悪いとしか思えん。」と、その時、思った。
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